うつ病で休職!社会復帰のコツは生活の中にある

休職は、怪我や病気などで仕事を長期間休まなくてはいけない状態だが、難しいのは社会復帰のタイミングである。怪我や病気の場合、完治すればリハビリとの兼ね合いを見て徐々に仕事量を100%に戻すことが出来るが、問題なのは精神的な理由で休職を余儀なくされた場合だ。ストレスから来るうつ病などは、体調が数値化できないために本人も職場も復帰時期を決めるのが難しい。医者であっても「無理しなければいいと思いますよ」という曖昧な答えしか出せないのが現状である。もし、精神的な病の原因が職場にあった場合はさらに難しいだろう。もう一点、肉体的には健康なのに動けないという罪悪感を紛らわせるために過度の飲酒に走ってしまう者も多いが、そうなると復帰はほぼ絶望的だ。そうならないためには、自宅療養の質が大切である。

療養なので無理をしないのは大前提だが、その中で三つの習慣だけは守りたいものだ。まず、起床時間を崩さないこと。一人で過ごさないこと。そして、可能な限り散歩などの外出をすること。生活リズムの乱れは療養期間を長引かせる一番の原因だ。一人で過ごすことに慣れてしまうと、他人とのコミュニケーションに煩わしさを感じてしまうようになる。また、外に出て季節の暑さ寒さを実感することで非日常に染まらないようにするのが目的だ。その上で、職場の理解を得ることで長期的に社会復帰を目指すのが良い。Webサイトの中には、休職からの復職を支援するものもあるので、気になる方は詳細を確認してみることをおすすめする。

仕事とは信頼だ。無理をして一日で倒れてしまうより、毎日少しずつでも継続して仕事を続けられるような環境を作ることのほうが望ましいのである。そうやって、コツコツ努力していけば、きっと休職のブランクも取り返せるだろう。